神さまの言うとおり 映画レビュー ネタバレ有り

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LINEまんがで一巻無料で読んでみた「神さまの言うとおり」。

非常におもしろくてどうしても続きが見たくなったので、TSUTAYAとGEOをはしごしながら神さまの言うとおり弐の最新巻まで全部読むほどはまってしまいました。

それで見てみると、今月からなんと映画化までしてるではないですか!これは見ておかないと、と思って花と一緒に行ってきました!

結論・・・

 

 

原作レイプもいいとこ

 

原作を読んで、せっかくだから映画も見ようかなと思った人は絶対にやめてください。

映画を見るお金で「魔法少女オブ・ジ・エンド」とか「バトルロワイヤル」借りて読んだ方がいいです。

福士蒼汰さんや、神木隆之介さんなどのキャストのファンの方は見ると良いのかもしれません。

もちろん、漫画やアニメを実写化、ドラマ化すると言うのは結構難しいと思います。

何でも実現可能で、ごまかしがきく漫画と違って、実写というのはCGを駆使したりして再現しているという感じなので、ちゃっちくみえてしまうのは仕方ありません。

ですが、それでも酷かった・・・。

謎のビー玉

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全く意味がわからなかったのは、「だるまさんがころんだ」の時に出現した、血の代わりに出てくる赤いビー玉です。

血の規制なのかな?というような事を花はいっているのですが、R-15なのに規制はいるのかな?という感じでした。

ヨッシーは「滑ったりして難易度がどんどん上がっていくからビー玉」と思いました。そうなんでしょう?そうであってほしい。

ちなみにこれらのビー玉は、「血としてビー玉が使われている」と言うよりも、こぼれたり、転がったり、音を立てて散らばったりしているので、もはや、ただのビー玉!!!

登場人物達はシリアスな雰囲気で、そのビー玉が足下を埋め尽くして歩きづらいのに何も言いません。ギャグにしたいのか、何なのか全く意味がわかりません。映画界の事情を知らないだけかもしれませんが、映画を楽しむ人がその映画界の事情も知らない場合が多いと思うので、ちょっといただけない演出でした。

登場人物が「どうしてこんな理不尽な事が!?」っぽいことを言っていましたが「どうして人体からビー玉が!?」という感じ。

ただ、それでも人の頭が吹き飛ぶシーンにはびっくりしてしまいました。このあたりは原作通り?

大量に敷き詰められたビー玉の上にのって転がって遊びたいです。

キャストが合わない

原作に沿ったキャラクターというをどんぴしゃで見つける事はなかなか難しいかもしれません。

ですが、それでも、ある程度の特徴を捉えたキャストを用意するのが映画を見る側の希望の一つだと思います。

福士蒼汰さんは綾瀬はるかさん主演の「きょうは会社休みます。」というドラマで出ていて、それで話題になっている方のようです。

演技力があんまりと聞いていましたが、自分はそれほど演技が下手とは思いませんでした。インターネット上のレビューを見てみると、「恋愛系の演技が下手」というようなものがありました。

神さまの言うとおりの主人公のイメージには合っているんじゃないかなと思いました。演技力も含めて。

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↑ナシではない感じ

酷いのは天谷武。

これは酷い。原作レイプを最も感じさせてくれました。

合ってないにもほどがある。なんか芸能プロダクションがあって「うちのキャスト使ってくださいよ」と圧力をかけたんじゃないかと勘ぐってしまうレベル。

そもそも原作に似せる気がないのであればそれで良いのですが・・・。

神木隆之介さんのファンがいたらごめんなさい。そもそもあんまりかっこよくないです。

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原作の天谷武はかなりかっこいい感じです。神木さんはどちらかと言えばかわいい系?この写真は山田花子にすら見えます

なんか天谷の異常殺人者的な感じもありませんし、「役者が役をやっている感」がすごかったです。演技の実力のほどは知りませんが、とりあえず天谷役ではないです。

自分の完全なイメージなのですが、バトルロワイヤルの桐山和雄役の人がまだこういう役にあっているなぁと思いました。もちろんぴったりではないかもしれませんが、元子役よりはマシ。

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それにしてもバトルロワイヤルははまり役が多くてすごかったですね!

身長も165cmしかないので、主人公と並ぶと「ちっちゃ!!」ってなります。ちなみにメインヒロインを演じている山崎紘菜さんは171センチ。どう考えてもやってはいけないキャスティングです。

どうしても並んだシーンでは気になってしまいます。

原作レイプの数々

謎の赤いビー玉の他に原作と違う、だけではなく、「なぜそんな演出にしてしまったのか」という部分が多々ありまくりました。映画の画像とかないので、覚えている範囲で。

主人公が万引き

絶対いらないでしょ!という感じですが、GEOで主人公が万引きをしようとします。

そしたらサタケがもっと合理的にスマートにみたいな事をいって、別の棚のゲームを万引きします。

全然かっこよくないし、キャラクターを好きにもなれない。

招き猫にシュートを決めたのは高畑瞬ではなく、天谷

早速来ました「なぜ?」。

原作:ボールの取り合いをしているモブのっひとりがへたくそなところに投げて、高畑がダンクシュート!!!かっこいい!

映画:高畑がシュートをして外したところをなぜか頭の上にいた天谷がダンクシュート!なぜ!?今までどこにいたの!?

そもそも映画ではボールを取り合っている間に招き猫起きちゃった!!!!!もうむっちゃくちゃ。

また、招き猫の声は前田敦子じゃなくて良いです。

なんでそこでそういう事するかなーという感じ。かゆいキャラなんだから間寛平でもいいくらいです。

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前田敦子というよりもどう考えても間寛平な招き猫

トミーズ雅とか、ダチョウ倶楽部とか出てるんだから、芸人でええやん。

こけしはどうしてそうなったの?

次はこけしのかごめかごめです。そもそも原作ではまねきねこ撃破後、警察に保護されます(天谷は捕縛)。

それでこけしの話は保護されたあとに搬送された病院でスタートするんですよね。

ですが、映画では、なぜか白い被験者みたいな格好で、無機質な部屋に寝かされています。しかも男女混合。はしたない。

映画高畑「まさか出席順なのか!?」しらねぇよ

ほんでそのあと、こけしが入ってきて、かごめかごめが強制的に執行されます。「おまえノリ悪いな」の下りは映画ではカット。最初からみんなノリノリです。

原作:こけし三体でかごめかごめ

レイパー(映画):こけし四体でかごめかごめ

なんでこけしが四体なのか・・・。ダチョウ倶楽部を使いたいからなのかはわかりませんが、それでも三人だから三体でいいよね。

原作:こけしに負けたらレーザーで頭が吹き飛ぶ

レイパー:こけしに負けたらレーザーで操られて酷い目に遭う

ここは原作をレイプされた上で、なおかつ悪趣味な演出がありました。はっきり言って胸くそ悪いです。

レーザーで頭吹き飛ぶでええやん!!

ちなみに操られた一人目の男は死ぬまで頭を打ち付けられます。

二人目の女の子はなぜか新体操のような格好をさせられ足を引っこ抜かれます。うげって思うし、よく考えたら足抜けたぐらいでそんなにすぐに死なないのでは?という感じでした。

ただ足が引きちぎられるという描写があまりにも悪趣味。

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新体操になんか恨みでもあるの?

まさかの携帯で音声を録音

原作:こけしが「時間切れ・・・」という瞬間にこけしの配列をイメージして後ろが誰なのか当てる!おどおどしたフリをしてこけしの顔を声を一致させる。かっこいい!頭いい!

レイパー:「時間切れ」という二人目の挑戦者が破れたときのこけしの声をスマホで録音し、それで別のこけしをだまし声を出させて、こけしの配列を把握。戦略がつたない!そもそも前の子が時間切れにならなかったらどうするの?この時点で、主人公の高畑は他者の失敗を利用して自分の生をとったことになり、原作の主人公イメージと合わない。そもそもなぜ身ぐるみ全部はがされてるのにスマホだけ持ってるのか。

しかも高畑がクリアした時点でこけしがなぜか全員消滅。尚、しょうこちゃんはすでにいるので、こけしが元人間という設定、描写はオールカット。しかし「えんがちょ」こけしは存在しており、手をつながないと何かされそうなのは変わらないみたい。

原作:えんがちょは一人の人を襲ってこけしにする

レイパー:えんがちょは一人の人になんかする

ちなみに映画では、こけしの部屋を脱出するには、七つの鍵を同時に回すという案内があり、七つの鍵穴をもつこけしが登場。

主人公達が加わって鍵が四つ人間六人という状況に、天谷がなぜか鍵を三つもって登場。天谷はなぜ鍵がたくさん必要な事を知っているのかな。全体放送だったの?

またさらに天谷はその場で一人多いという事で首をひねって殺害。あんまり覚えてないけど人数は必ず七人なのかな?

こけしクリア時、なぜか後ろには7人の普段着がおいてある。病院着が画的に良くなかったからですかね。さっき首ひねって殺された人の分もあったけど殺された瞬間消えちゃったのかな。

謎のシロクマ(四時限目)

おっ!原作にない話だから、おもしろいかも?映画を見る前のヨッシーはそう思っていました。

ですが、見たあとは「なんでこんなことしたんだ」に変わっていました。

原作:だるま→まねきねこ→こけし→しょうべんこぞう→うらしまたろう→うん

レイパー:だるま→まねきねこ→こけし→しろくま→まとりょーしか→かみさ(後述するので見えなくしてます。)

シロクマのお題は確か「本当のことを言ったら終わり」だったかな?なんかとりあえず質問に正直に答えようというものです。

そして正直に答えられなかったら生け贄を捧げろ、捧げないなら全員、食い殺す!

そしてなんか嘘っぽい人に対して、何人かが指を指しただけで、なぜかその人が生け贄扱いされて、しかもシロクマに潰し殺されます。さっき、食い殺すっていったやん。

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名言「俺本当にパセリ好きだもん」

しかもなんかつぶされた人は血だらけの髪の毛だけ残ります。本人は雪の下に埋まってるの?服は何処に行ったの?

しかもしかもなんとここでしょうこちゃんが死にます。

しかもしかもしかも質問は「高畑瞬を好き。Yes or No?」。

なんだその質問。ちょっともうあり得ない。おもしろくないし、ロジックもくそもない。ただただ意地悪ななぞなぞおじさんみたい。スノボにのって飛び跳ねる描写もいらない。うっとうしい。

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さらにこの意地悪なぞなぞシロクマは「実は仲間がこの中に混じってる」みたいな事も言ってきた。この漫画、そういう話じゃないから!!

ちなみにしょうこちゃんが死ぬ間際、しょうこちゃんと高畑の出会いの話みたいな回想シーン。

なぜかしょうこちゃんが学校の校舎で自殺しようとしています。そこで高畑がなぜかなぜか校舎の壁に陶器を投げ続けるという謎の行動。その大量の陶器は何?なんで校舎に陶器をぶつけるの?意味がわからない。

自殺しようとしていたのにしょうこちゃんはなぜか高畑に加わって校舎の壁に陶器を投げつけ始めました。そういうのはやってんの?

さらによくわからないのは、その時に割れた陶器の取っ手の部分をしょうこちゃんがネックレスにしているという事。

高畑はその取っ手に特に思い入れはありません

高畑はその取っ手に特に思い入れはありません

というなんかよくわからない回想シーンで、おそらくしょうこちゃんは高畑の事が好きになったと思わせたい描写で回想は終わります。

つぶされたときのしょうこちゃんは骨等、跡形もないのに髪の毛と陶器で出来た取っ手だけは奇跡的に無事でした。

原作でもあっけないほどあっさり死んじゃうしょうこちゃんの死を悲しむ時間は高畑くんにはありませんでした。

そしてそのつぶされたしょうこちゃんの血がべっとりとシロクマのつき、白い色が落ちたおかげでシロクマが実はただの黒い熊だったことがばれて本当の嘘つきはそのシロクマというオチでステージクリアとなりました。

しょうこちゃんは見かけに依らず血の気が多い子だったんでしょうか。一人目の男の人がつぶされた時点でその現象は起きなかったの?

「シロクマじゃなくておまえはあくまだ」というとんでもないだじゃれは笑うべきなのか「ゴクリ」とつばを飲み込めばいいのかわかりません。

マトリョーシカは日本ですらない

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しょんべんこぞうも日本じゃないからいいのかな?原作にはなかったサバイバル二つ目はマトリョーシカのお題です。

なんでも缶蹴りをすると終わりだとか。制限時間は日没。つまり日没まで缶蹴りをやるってこと。

細かいルールが何点か。鬼が勝つには3人以上捕獲、鬼以外は逃げ切ったら勝ち、捕まった人は缶をけると助けられる、缶はけると爆発する、鬼は顔をきちんと見て缶を踏む

どう考えても鬼が勝つためのルールです。缶をけると爆発するので、誰も缶を蹴れません。だって牢屋と缶が近いもん。爆発の規模が蹴った人を殺すぐらいであれば、近くの牢屋は間違いなく爆風に巻き込まれます。

捕まっている人0人→誰も缶を蹴るメリットがないので(死にたい人以外)、鬼は捕まえるだけ

捕まっている人1人以上→缶を蹴ったら自分は死に、助けたい人も死ぬかもしれないので蹴れない、鬼は捕まえるだけ

全員捕まえる→捕獲者三人以上の状態で日没を迎えられるので鬼の勝ち

ゴミルールです。何がゴミかと言えば、鬼はマトリョーシカではなく、高校生の誰かなので、公平なルールじゃないとおもしろくない。

なんか鎧を着てる高畑となんか巻き付いてる鎖

顔を見られないようにするために鎧を~ということで缶蹴り最後の一人になった高畑の奇策として、鎧の格好で缶を借りに来ます。

そもそも顔をきちんと見た状態で缶踏みをするってルール、後付け感があってちょっと違和感があります。名前を呼んで踏むが本来のルールだったような?最後の一人だし別に顔見なくてもいいよね。

そのあと、鎧の兜を引きはがした天谷が缶を踏みに行こうとすると「かちゃり」と鎖の音が。

えええええええ、いつ鎖巻いたの。なんか二人に鎖が巻き付いてる、いつの間にか。

それで着たまま鎧ごと天谷と一緒に崖下に落ちた高畑。実は落ちたのは鎧だけで、さっきまで着ていた鎧を瞬時に高畑は脱ぎ捨てたのです。毎日退屈な高畑くんは鎧を瞬時に脱ぐ練習をしていたのでしょうか。

しかも鎧は胴体部分や腕部分がくっついたままです。どうやって脱いだのっていうか、着てたかどうかも怪しい脱ぎっぷり。

天谷が鎖で空の鎧とつながれてもたついている間に缶をけろうとする高畑。

あろう事か高畑は大爆発する予定の缶をいちか達がいる牢屋の方角へ蹴ります。正確には門に向かってけるのですが、どう考えても捕まってるいちかの事は考えてません。出来るだけ遠くに蹴飛ばす事だけを考えた蹴りです。

 

しかも「爆発する」がウソ、「負けた方が死ぬ」も言ってないとかマトリョーシカが言ってきた

 

全然おもしろくない。なぜ爆発するってウソついたの?シロクマの所に戻って食い殺されたらいいよ!

爆発するって言った方が臨場感が増すとか以前に、ルールでウソつくとかないから!何でもありにするのはやめて!たしかに説明不足で困るとかはあったけど。

クジの代わりにアイス

缶蹴りが終わったあとなぜかアイスキャンディが差し出されて、食べます。

よっしーだったら死んでいったしょうこちゃん、たくさん死んだ同級生の悲しみや怒りから、そいつらが出してきたアイスキャンディなんて絶対に食べません。

アイスには

あなた 生きる

あなた 死ぬ

が書かれていて、まさかのいちかが原作のしょうこちゃんのような死に方をします。

しかもその死に方があまりにも滑稽。これは見た人にしかわからない滑稽さ。極小のマトリョーシカが発する光線により体が中に浮いて、光ったあと、消滅します。

 

ああ、本当に意味がわからない

しかもCGがものすごくちゃっちいので、日曜の午前中にやってる戦隊ものを彷彿とさせてきます。

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こんなちゃっちーのを見せられるくらいなら、だるまさんがやってきてレーザーで撃ってくる方がまだ納得出来ます。

回収できるのかわからない伏線

原作を読んでいない人には絶対にわからない、伏線の回収漏れがいくつかあります。

まさか次回にやればいいから、ちょっと謎残すぐらいでいいよねとか思ってるんですか??本当にやめてください!

デブなオタクが突然、「世界を救いに行く」というような事を言って家を出て行きますが、特に触れる事はありません(原作では神の正体を暴こうとしている)

現段階で続編を発表している訳でもないのにこの回収する気のない伏線。

 

映画って全然おもしろくないなと思ってしまいました。花と見に行っておもしろかったのは「アナと雪の女王」ぐらいでした。

この映画をみるのでも、1800円もするんだから、よくわかりません。人気がないチケットはどんどん安くなるみたいな制度にしておいた方がいいです。これで1800円はどう考えても高すぎる。

 

以上、原作にはまって、映画で大変後悔した「神さまの言うとおり」の映画レビューでした。

エキストラ出たかったなー。